レンタル&リース ガイドブック
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42発電機・照明機器・コンプレッサ発電機の選び方三相かご型誘導電動機(以下モータといいます)を負荷として使用する場合の発電機選定の目安を示します。モータの仕様や使用条件により変わりますので、注意下さい。●容量算定条件 モータの効率は85%、始動kVAは1kWあたり7kVA、モーター起動時の瞬時電圧降下は30%としています。 また、エンジンの負荷投入量はエンジンの正味平均有効圧力により左右される場合があります。上記表1および表2から運転するモータ容量(kW)に対する必要な発電機容量(KVA)を求め、大きいほうの発電機容量を選定します。●周囲温度による出力低下 JISB8002の標準状態(大気圧100kPa、周囲温度25℃、 湿度30%)を基準として周囲温度が5℃上昇すると出 力は11%低下します。■発電機の容量選定運転に必要な発電機容量(表1)(1)1台のみまたは複数台数同時始動する場合 下図のような場合のケーブル太さを選定する[選定例]先行するモータの定常運転に必要な発電機容量(表1)と最後に始動するモータの始動時に必要な発電機容量(表2)を合計した発電機容量を選定します。(2)複数台数のモータを順次始動する場合❶ケーブルの電圧降下(ドロップ電圧)を10V以内とします。❷ケーブル1㎟当りに流す電流を3A程度とします。注)電磁接触機を使用してモータ始動をしている場合、始動時に電磁接触機がバタつくときは、もう少し太めのケーブルを使用して下さい。■ケーブル太さの目安1.5モータ容量(kW)2.23.75.57.51119223745602.2発電機容量(kVA)3.25.48.111.016.227.932.454.466.288.2始動時に必要な発電機容量(表2)1.5モータ容量(kW)2.23.75.57.51119223745604.9発電機容量(kVA)直入Y-△7.212.118.024.535.962.171.91211471963.34.88.1【例】3.7kWと5.5kW直入れモータを同時始動する場合必要発電機容量は30.1kVAとなります。3.7モータ容量(kW)5.53.7+5.55.4発電機容量(kVA)表1表28.15.1+8.1=13.512.118.012.1+18.0=30.1【例】7.5kW、11kW、19kW(Y-△)の順にモータを順次始動する場合必要発電機容量は68.6kVAとなります。11モータ容量(kW)197.5+11+1916.2発電機容量(kVA)表1表211.0+16.2+41.4 =68.67.511.041.412.016.324.041.447.980.698.0131【例】周囲温度出力低下率25℃100%-35℃78%22%ケーブル太さ(㎟)モータ容量(kW)1.52.23.75.57.5111922374560全負荷電流(A)20m以内100m以内200m以内7.3101624314574871431752203.53.55.58142230385060803.55.55.5141422303860801005.58142222386080100150200発電機右表より、38㎟以上のケーブル太さを選定します。土木機械林業機械発電機照明機器コンプレッサ舗装維持締固機械車両小型機械ハウストイレ什器備品安全施設資料鋼板鋼材農業機械モニタリングミックス

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